寝違えた朝に。首の痛みの原因と正しい対処法

朝起きたら首が痛い…それ、寝違いかも?

朝目覚めた瞬間、首を動かそうとして「イタッ!」。
横を向くことも、うなずくことさえもできない…。そんな経験、ありませんか?
この状態、いわゆる「寝違い」です。
一晩寝ただけなのに、なぜ首が痛くなるのか?今回はその原因と対処法をご紹介します。
寝違いってどんな症状?
寝違いは、首まわりの筋肉や靭帯に炎症が起きた状態です。
典型的な症状は以下の通りです:
- 首の一部にピンポイントの痛み
- 首を左右・上下に動かすと痛みが増す
- 肩や背中にも違和感や張りが広がる
- ときに頭痛や、首を動かすと吐き気がある人も
「朝起きたら急に痛くなっていた」というのが大きな特徴です。

なぜ寝違えるの?
主な原因は、「不自然な寝姿勢による筋肉の負担」。
たとえば…
- 枕の高さが合っていない
- 寝返りが少なく、同じ姿勢で寝ていた
- ソファなど硬い場所でうたた寝してしまった
- 前日の肩や腕の疲れが残っていた(←実はこれも大事!)
寝ている間に首の筋肉がずっと引っ張られたり、血流が悪くなったりして、炎症が起こってしまうんです。
腕の疲れも関係ある?
意外に思われるかもしれませんが、「腕や肩の疲れ」は寝違いの原因のひとつ。
パソコン作業やスマホの使いすぎで腕が固まっていると、
肩が前に巻いて(巻き肩)、首にも負担がかかります。
その状態で寝ると、体全体が緊張していて、朝起きたときに首に痛みが出ることがあります。
寝違えたときの対処法
◎していいこと
- 冷やす(痛みが出始めの数時間)
→ 炎症を抑えるために、保冷剤や冷タオルで軽く冷やしましょう。 - 安静にする
→ 無理に首を動かそうとせず、楽な角度で支えましょう。 - 温める(半日〜翌日以降)
→ 痛みが落ち着いたら、蒸しタオルやお風呂で温めて血行を良くします。
適切な動作により症状改善を早めることができます。痛いからといって1日中横になっているのは逆効果です。
当院では寝違いの原因を特定し、原因部位にアプローチすることにより痛みを早く軽減させることが可能です。気になる症状がありましたらお問い合わせください。
寝違いを予防するには?
- 寝る前に肩〜腕を軽くストレッチ
- スマホやPC作業後は姿勢をリセット
- 枕の高さを見直す(首と背骨が自然なS字になる高さがベスト)
- 湯船に浸かって全身の血行を促すのも◎
最後に
寝違いは誰にでも起こる小さなトラブルですが、1日を憂うつにさせるには十分な不快さですよね。
原因を知って、しっかりケア&予防していけば、毎朝気持ちよく目覚められるはずです。
首が痛い朝も、焦らずゆっくり、まずは自分の体をいたわってみてくださいね。