お酒と自律神経の関係〜飲むとリラックスできる? それとも乱れる?〜年末年始12月31日~1月3日まで休業となります。


こんにちは、院長です。師走の到来で忘年会などでお酒を飲む機会も増えることと思います。今日はお酒を飲むと自律神経にどんな影響を与えるかについて書いてみました
「お酒を飲むとリラックスできる」と感じる方は多いと思います。
しかし実は、お酒は一時的に心をゆるめる一方で、自律神経には大きな負担をかけています。
今回は、お酒と自律神経の関係をわかりやすく解説し、身体に優しい飲み方や、飲み過ぎた日のリセット方法も紹介します。
■ そもそも自律神経とは?
身体を無意識にコントロールしている神経で、
- 交感神経(活動モード)
- 副交感神経(リラックスモード)
の2つから成り立っています。
このバランスが崩れると、
- 睡眠の質低下
- 便秘
- 耳鳴り・めまい
- 頭痛
- 疲れが取れない
などの不調が起きやすくなります。
■ お酒が自律神経に与える影響
① 飲んだ直後:副交感神経が優位になり“ゆるむ”
アルコールには中枢神経の活動を抑える作用があり、
飲んだ直後は「ほっとする」「気持ちが軽くなる」という感覚が出やすくなります。
これは一見リラックスのようですが、 本当の意味で副交感神経を整えているわけではありません。
薬のように「無理やり脳を抑えている」状態に近いものです。
② 数時間後:交感神経が急に優位になる
アルコールが分解される途中で、身体はストレス反応に似た動きをします。
- 心拍数が上がる
- 眠りが浅くなる
- 夜中に目が覚める
- 動悸が出る
これは 交感神経の過活動 です。
「お酒を飲むと寝つきはいいけど、深く眠れない」のはこのためです。
③ 翌日:自律神経の乱れがピークに
二日酔いの時に感じる、
- 頭痛
- 気分の不安定
- 疲れが取れない
- 胃腸のトラブル
などは、自律神経が乱れているサイン。
胃腸には副交感神経が深く関わるため、アルコールが原因で乱れると便秘や下痢につながることもあります。

■ お酒に強い弱いも「自律神経」と関係する?
アルコール耐性は主に「酵素の働き」で決まりますが、
お酒を飲んだときの反応の出やすさ・回復力 は自律神経の状態と大きく関係しています。
- 交感神経が過緊張 → 動悸・不安・頭痛が出やすい
- 副交感神経が弱い → 胃腸の不調が続きやすい
普段から自律神経が乱れ気味の方は、お酒の影響も受けやすくなります。
■ 自律神経を守るための「上手な飲み方」
● ① “空腹で飲まない”
血糖の乱高下を防ぐことで、自律神経の負担を軽減できます。
● ② 2杯飲んだら1杯の水
アルコールの分解には水分が必須。
● ③ 睡眠薬・抗不安薬との併用は絶対に避ける
中枢神経が強く抑制され、自律神経の働きを一気に乱す危険があります。
● ④ 寝る3時間前までに飲み終える
睡眠の質を守るために効果的。
■ 飲みすぎた日の「自律神経リセット法」
飲んだ翌日はとくに交感神経が高ぶりやすいので、
身体から副交感神経を優位にするアプローチが効果的です。
● ① 深呼吸+首・肩のストレッチ
僧帽筋周りが緊張すると交感神経が優位になりやすい。
● ② ぬるめのお風呂(38〜40℃)
自律神経の切り替えに最適。
● ③ 胃腸のケア(白湯・味噌汁・発酵食品)
腸は副交感神経と密接なので、整えると身体全体が落ち着く。
● ④ 軽い散歩
交感神経の過剰なオンをうまくリセットできます。
■ まとめ
- お酒は飲んだ直後だけ「擬似的に」リラックス
- その後は交感神経が優位 → 自律神経が乱れやすい
- 睡眠の質や胃腸の働きも低下
- 自律神経が整っている人ほど、お酒の影響を受けにくい
「お酒は好きだけど体調は崩したくない」という方は、
自律神経ケアをしながら上手に付き合っていくことが大切です。
年末年始 休業日のお知らせ
誠に勝手ながら、下記の期間は年末年始の休業とさせていただきます。
12月31日(水)~1月3日(土)
なにとぞよろしくお願いいたします。
