🚗 接骨院での交通事故治療と「被害者請求」のやり方

交通事故にあってしまったとき、治療費や慰謝料のことが心配になりますよね。
通常は、加害者側の保険会社が病院や接骨院に直接支払ってくれる流れ(加害者請求)が多いのですが、実は 「被害者請求」という方法 もあるんです。

「保険会社に言われるまま進めていいのかな…?」
「途中で治療を打ち切られそうで不安…」

交通事故で被害者となった場合、対応してくれる保険会社は実は加害者の代理人なんですね。

・治療を早期に打ち切ろうとする
・最低限度の治療を指定する
・健康保険の使用を進めてくる
・慰謝料が相場より安い

そんな事にならないように、被害者請求を知っておくと安心できますよ。


目次

✅ 被害者請求とは?

被害者請求とは、被害者ご本人が直接、加害者の加入している 自賠責保険 に対して治療費や慰謝料を請求する方法です。

つまり、保険会社を通さずに 自分で手続きをして、お金を直接受け取る ことができるのです。


✅ 被害者請求の流れ

  1. 必要書類を集める
    • 交通事故証明書(自動車安全運転センターで取得)
    • 医師の診断書、または後遺障害診断書
    • 接骨院の施術証明書・領収書
    • 休業損害証明書(仕事を休んだ場合、勤務先に書いてもらう)
    • 通院交通費の明細(電車代や駐車場代など)
    • 振込先口座情報
  2. 自賠責保険会社へ提出
    加害者が加入している自賠責保険会社に連絡し、書類をまとめて送ります。
  3. 審査・支払い
    審査に1〜3か月ほどかかりますが、認められれば治療費や慰謝料が 被害者の口座に直接振り込まれます。


✅ 接骨院に通う方が知っておきたいポイント

  • 医師の診断が必要
    接骨院だけでは自賠責が認められにくいので、必ず整形外科も受診して診断書をもらいましょう。
  • 接骨院では施術証明書を出してもらえる
    接骨院では「施術証明書」を発行できます。これを領収書と一緒に提出します。
  • 交通費も請求できる
    バス・電車の運賃や、ガソリン代・駐車場代も補償対象になる場合があります。

✅ 被害者請求が向いているのはこんな場合

  • 保険会社から「もう治療は終わりにしましょう」と言われている
  • 任意保険会社とのやりとりが不安
  • 立替で支払っていて、早めに精算したい
  • 慰謝料や休業補償をしっかり受け取りたい

👨‍⚕️ まとめ

接骨院に通っている交通事故患者さんでも、被害者請求を使えば安心して補償を受け取ることができます。
大切なのは、医師の診断書+接骨院の施術証明書 をそろえること。

「保険会社との交渉が不安…」という方は、専門家(行政書士・弁護士)に相談するのもおすすめです。

当院では行政書士への取次も行っておりますので、気になる方はご相談ください。

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