自律神経って概念のようなもの?えっ?


「自律神経って概念のような物なんでしょ」
患者さんに言われた衝撃の一言でした。
こんな風に思っている方が多いのかな。
今回は自律神経の走行を**イメージしやすい“図解風”**で解説します。
【図①】交感神経のスタート地点
脳
│
│
脊髄
│
│ ← 交感神経が出る場所
胸髄1〜12
腰髄1〜2
交感神経は
胸の背骨〜腰の上部(胸髄1番〜腰髄2番)
からスタートします。
これを「胸腰髄系」と呼びます。

【図②】背骨の横を走る交感神経幹
頭
│
───●│●─── ← 交感神経幹(左右)
│
───●│●───
│
───●│●───
│
骨盤
背骨のすぐ左右には
交感神経幹という太い神経の通り道があります。
- 首
- 背中
- 腰
まで、数珠状につながって縦に走行しています。
【図③】全身へ広がる交感神経
交感神経幹
├→ 頭・顔(血管・汗)
├→ 心臓・肺
├→ 胃・腸
├→ 肝臓・腎臓
└→ 血管・皮膚
交感神経幹から枝分かれし、
内臓・血管・皮膚・筋肉へと広がります。
👉 特に
血管を収縮させる働きは交感神経が中心です。
なぜ「背中のこり」と関係が深いのか?

交感神経は
背骨のすぐ横を走っているため、
- 背中の筋肉が硬い
- 姿勢が崩れている
- 呼吸が浅い
- 肩の凝りがある
- 腰痛を感じる
- 体が疲れやすい
- ストレスを感じる
- 運動不足を実感している
こうした状態が続くと、
交感神経が刺激されやすくなります。
その結果
- 肩こり
- 首の痛み
- 背中の張り
- 原因不明の不調
につながることがあります。
身体から整えるという考え方
自律神経は「気合い」や「気持ち」だけでは整いません。
背中・胸郭・肋骨の動きを改善することで、
- 呼吸が深くなる
- 血流が良くなる
- 緊張が抜けやすくなる
といった変化が起こり、
交感神経と副交感神経のバランスが整いやすくなります。
まとめ
交感神経は
胸髄1〜腰髄2番から出て、背骨の左右を縦に走り、全身へ分布しています。
そのため、
「背中の状態」は
自律神経と体調を映す鏡とも言えます。
慢性的な痛みや不調がある方は、
背中や姿勢から見直してみることも大切です。

